話せば長くなるが、私が育った家庭はそこそこお金には困らず、好きなように生きることができた。が、父は仕事のストレスをお酒でごまかし、母はその父に怯えながら暮らしていた。

弟がバイクの窃盗疑いで警察につかまった。その頃から父のうっ憤はすべて弟をなじることで解消されていった。そんな父を陰でしか罵れない母に私は反抗していた。

居心地の悪い家を飛び出てアメリカへ飛び立った。1年後帰国し私が見た家庭は幸せとは程遠く冷たいものだった。高校に辛うじて進学した弟の腕に大きなやけどの後を見つけた。ようやくこの数年、弟がどれほど寂しく辛い日々を過ごしていたか思い知った。

カツアゲ、たばこの押し付け、数人で毎日のように弟を取り囲む。それでも弟は自分の居場所を求め止まなかった。母や父はそんな弟を腫れ物に触るかのように接していた。がもう見ていられなかった。

学校を退学してから働き先を転々としていく。天真爛漫で人を笑わせることが得意な弟はそこにはいない。とある会社の面接場で弟はパニックを起こし倒れた。そこから人と会うことを避け、家に引きこもった。

それでも彼は私は諦めなかったが、父は代わらず彼を罵り、母は父の逆鱗を避けすごしていた。

数年たった頃、車の免許を取らないか?と誘った。彼は承諾し、自動車学校の卒業試験も何度も落ち、免許センターの学科試験も期間内ぎりぎりまで何度も落ちていた。でも彼は諦めなかった。

車を持った彼は家にこもることはなくなったが、相変わらず仕事は続かず、父母を悩ませた。

そして私は大人になるまで、弟の悲しみや辛さを知りながら何もすることができず、励ますつもりが追いつめていることに気づかずにいた。

クラウドナイン・エデュケーションをこの地に移転する際、お金がどうしても必要になり、父に無心したことがあった。年老いた父から金を取るのか、と弟に叱られた。それまでできることはしたが、結局自分の甘さで父に頼むしかなかった。その時、私は今まで弟にどんな想いがあってこの仕事をしているのか、今何をしているのか伝えたことがなかった。

私や弟のように親の価値観という枠の中で、気持ちを大切にされることなく過ごす子ども達がこれ以上増えないように、いやむしろ、親も価値観を広げ、深め、気持ちを大切にされ、自分を生かし生きる中で子ども達も同じ様に育っていく未来が創れないか、模索しながら仕事をしているだ。そして、ようやくその事業が広げられるチャンスが来ていることを伝えた。

弟は黙って私の話を聴いてくれた。そして少し待つように言ってその場を離れた。
少したって、ものすごく怒っている父が「わかった。明日必要なお金を振り込む。」と言って電話を切った。

弟が私の想いを知って、私に協力するように父を説得したと聴いた。私は気持ちを大切にしようといいながら、大切な家族と関りを持たず過ごしてきたことを恥じた。弟は変わらず人と出会う事を苦手としているが、それは自分をごまかしている人と付き合うことに違和感を感じ、そんな人との関わりを持たないようにしているだけだった。弟が劣っているのではない。むしろその感性は研ぎ澄まされ、素直で正直なのだ。私が助けると思っていたが、助けられなくてはいけないのは私の方だった。

この仕事をしていなくても、このような子どもがいる家庭、このような父母に育てられた子どもがこの日本にたくさんいるのを知っている。行き場のない怒りや悲しみ、苦しみがさらに私たちを取り囲む。

弟がくれたチャンスを生かすと決めた。観かたを変えた日から父のやさしさや母の逞しさを知った。彼らも人の子。気持ちがある。戦後、急速に成長する日本の一部になるために、たくさん諦めたことがあったんだ。

このうんざりする世の中にも何度も何度もやり直しの機会は訪れる。誰にでも平等に。
私は一つこの仕事を通じて誓ったことがある。それは本当の自分に出会うと決めた人にその日が来るまで、もしもその人が諦めそうになったとしても、私は諦めず、時に励まし、叱り、共に泣き、笑うと。

苦しくても、辛くても、生きていれば誰かがあなたに生きなおすチャンスを与える。
だから曇った目や心をきれいに洗い、いつでもそのチャンスを掴めるようにしておこう。チャンスに観えないと言って見送るなんてことがないように。

私と、クラウドナイン・エデュケーションの仲間たちと共にこの社会に何度もチャンスを与えてみないか?やり直しのチャンスが必要な人に、そんなあなたに、自分らしいって何か知るチャンスを与えてみないか?そしてこれから未来を創る人財となる子ども達をその豊かな心で育ててみないか?

自分も相手も大切にする。相手の喜びが自分の喜びとなる社会はどんな社会だろう。
長年想っていたのにカタチにしてこなかった。いつまでもぐずぐずしてはいられない。だから始める。


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