こんにちは!木曜日のコロたま こどものための言論学 担当ゆってぃです。

▶ コロたま言論学これまでの活動  (←こちらのリンクからこれまでの活動の様子が見れます)

 

3学期よりコロたま言論学では、これまで学んだことを存分に生かして楽しむプロジェクトが始まりました。
【二つの世界でこども達が自由に思考し工夫して生きる様子を観察する】

二つの世界とは、≪自然豊かな世界≫と≪土地以外は何にもない世界≫

≪自然豊かな世界≫には、
植物・動物・資源など人の手が加えられていない自然が豊富に存在します。

≪土地以外は何にもない世界≫には、
最初は土地が広がっているだけで何にもありません。
ですが、こちらの世界には知識があります。

.
こども達は、この二つの世界のどちらの世界に住むのか自由に選んで決めることができ、
自分が選んだ世界で、その世界にある道具や材料を使い自由に工夫して過ごします。

過ごしていくなかで、度々ミッションが発生します。
そのミッションに対し、それぞれの世界専用のアイテムを獲得しながら
こども達は自分達で考え、どのようにクリアするか答えを出すのです。

 

ルールは『自由に思考し工夫して過ごす』これだけです。

 

このプロジェクトに向けて、
チーム”コロたま”の先生達とCNE代表理事のあっこ先生と
昨年末に企画会議を終え、このプロジェクトの3月までの流れを作成し、
私はワクワクしていました。

なぜ、ワクワクしていたかって?
それは、こども達から答えが湧き出る瞬間に立ち会えることです。

 

 

何にもない世界に住んだ子達は、お腹が空いたらどうするのだろう?
自然豊かな世界にもらいに行くのだろうか?また、もらえるのだろうか?
もらえなかったとしたら奪いに行くこともあるのかな?
自然が豊かな世界だとはいえ、気前よく食べ物を分け与え続けたとして、
自分達の食料までなくなりそうになったとしたら、その時どうするだろう?
交渉するとか、プレゼンテーションとか、今までコロたま言論学で経験したことを
生かす場面を見れるかもしれないという期待。
講師側が用意した答えではなく、こども達自身が自ら湧き出た答えに辿りつく様を
こども達も私も体験できるんだろうなと、とってもワクワクしていました。

 

私は、ワクワクもしていたけれど、コロたま言論学が始まる数日前から、
不安も感じて緊張していました。

なぜ、不安を感じていたかって?
「ルールをわかりやすく説明できるかな?ルールが理解されなかったら、こども達は楽しめないんじゃない?」
と、思っていたのです。

 

そんなこんなで不安も感じていたけれど、
コロたま言論学の3学期初日の活動を始めました。

こども達は、ワクワクしている様子でルール説明を聞き
アイテムを獲得し、獲得したアイテムに一喜一憂しながら
和やかに活動は進んでいきました。

活動の終盤に差し掛かり、
こども達へ3つ目のミッション【お腹がすいたな~。食べ物を手に入れよう!】の
ミッションが与えられた頃・・・

≪自然豊かな世界≫に住む子たちは、
豚を捕まえて食べることにしていました。

一方、
≪土地以外何もない世界≫に住む子たちは、
アイテム獲得チャンスで手に入れた、ティッシュと電子レンジを使って
土をティッシュに包んで、電子レンジで温めて食べるとのことでした。

 

私は、ふたつの世界で分かれてそれぞれ過ごしているこども達を見て不安を思い出しました。
(それぞれの世界で真っ二つに分かれたままだな。
それぞれの世界と交流があってもいいんだけどな。
こども達、ルールをイマイチ理解してないんじゃないかな?
ルールを理解していないから、他の世界と交わらないんじゃないのかな?
このままずーっと世界が交わらないままだったらどうしよう?)

という不安から、私はこども達に
「本当に土を食べると?それでいいと?
今まで、コロたまではどんなことをしてきた?
今までやってきたことを発揮したらどうなるかな?」
と、声をかけました。

 

すると、こども達は先々月に学んでいた戦争と結びついたらしく
「豚を奪いに行こう!」と3年生のさっちゃんが言い出しました。
渋る5年生のしーちゃんや、1年生のY助くんを、説得するさっちゃん。
アイテム獲得チャンスで手に入れた ナイフ を片手に≪自然豊かな世界≫へ
乗り込んでいきました。

 

結果≪土地以外何もない世界≫の子たちは、
奪おうとした豚は奪い返され、
奪われそうなことに不安を感じた1年生のしんちゃんに
アイテム獲得チャンスで手に入れたパソコンを奪われて
がっかりとして終わりました。

最後は、がっかりしたりもしていましたが、
こども達は活動自体は楽しんでいました。

 

 

しかぁし!!

私は、大変なことをやらかしていたのです・・・

では、巻き戻して振り返ってみます。キュルキュルキュルキュル…

はい!問題の行動はココです!☟
『…という不安から、私はこども達に
「本当に土を食べると?それでいいと?
今まで、コロたまではどんなことをしてきた?
今までやってきたことを発揮したらどうなるかな?」
と、声をかけました。』

 

私は、
こども達が本来もっているチカラから辿りつく結果を楽しみにしていたのに、
こども達を信じられず、
こども達の考えを(土を食べるの!?と)否定し、
(ルールが伝わっていないかもという不安な)自分が
(両世界が交流をすることで、ルールが伝わったなと実感して)安心するために、
(土を食べるという)結果を(両世界の交流という形へ)操作して、
こども達が自ら学ぶ機会を奪ったのです。

 

本当に心から自分を残念に感じます。

 

「土を食べ続けていったら、土はどうなる?
土が減り続けていったときにこども達はどう感じるだろう?」

「木を切り使い続けて、なくなった時にこども達はどう感じるだろう?」

こども達が自ら選んだ行動で、どのような結果になるかを
身をもって体験する、そこから何を学ぶか。

 

そうすると、
こども達が不安な気持ちを感じた時に、どうしようかアイディアが湧くだろうな。
こども達が困るという気持ちを感じた時に、どうしようかアイディアが湧くだろうな。

 

 

こども達から湧いてきたまんまに
それぞれ違う個々の価値観を際立たせて
共に形にしていくだけで、
私が楽しみにしていた “こども達から答えが湧き出る瞬間” を
見れただろうになぁ。残念。

 

残念に感じると同時に初回に自分の課題をはっきりと知り、ほっともしています。
また、自分を思い知ったところから始めます。

残念なことをやらかした私ですが
そんな私の学びが少しでも誰かの役に立つといいなと願います。

引き続き、
コロたま言論学 二つの世界で自由に思考して工夫して過ごす
をお楽しみください。

次回の活動はコチラ☞【二つの世界 2日目~夏~。 暑いし、蜂登場するし、夏バテ!?】

 

動画も配信しています→ コロたまちゃんねる#1


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