この本を読む前にティール組織についてウェブの記事を読んだ私、代表あっこは、「あれ?これはうちの会社のことではないか?」と驚きました。わが社のようにこの本を読むまで「進化型(ティール)組織」だという自覚がない企業や団体も少なくないでしょう。

2018年1月――――
原著である『Reinventing Organizations』日本語訳版が発売され、次世代の組織モデルとして数多くのビジネスパーソンに衝撃を与えています。詳しくはこの記事が一番わかりやすい、「ティール組織って何?サイボウズ社員が聞いてみた」こちらをまず読んでください。

 

「進化型(ティール)教育」って何?

 

これは造語です。わが社のスタッフと共に検討を重ねた結果、「進化型(ティール)組織」×教育=ティール教育という言葉が生まれました。

2017年ころから経営・組織マネジメントの分野で「進化型(ティール)組織」が話題に上がり始めました。その考え方を教育に応用したのが、「進化型(ティール)教育」です。


子どもの目に輝きをとりもどせ!―――――

弊社新入社員、山田博揮は元小学校教師。

子どもと保護者と自分とどう向き合っていいか分からなくなり、そんな自分に嘘がつけなくなり退職。そんな博揮が書いた博揮の想い。

どんな親も先生も子どもたちには幸せな学校生活を送ってほしいと願っていると思います。しかし、どういうわけか子どもたちが幸せそうじゃない。
決められた時間に決められたカリキュラムをこなす学校のシステムに嫌気がさし、ただ消化するように日々を送る子。友達や先生との関係の複雑さに学校通えなくなった子は不登校となり、一見大きな問題がないように見える子も、みんなとちょっと違うことをすれば“気になる子”になってしまいます。いつの日からか子どもの目の光が消えたように感じたことはないでしょうか。

それは学校の先生のせいでしょうか?メディアでは、一部の先生による問題行動が大きく取り上げられ、「世間知らずな人たち」のレッテルが貼られることもありますが、多くの先生は子どもの成長に希望をもち、情熱を注いで教育に当たっています。先生たちだけの問題とは言えないでしょう。
むしろ先生たちも年々膨らんでいく業務や、先生同士の人間関係。土日にはほとんどボランティアのように行う部活動など、取り巻く環境は過酷で、先生たちの心や体も疲れ切っています。

そんな現状を前に「教育なんてそんなもんだ」のひとことで片づけるわけにはいかない。自分にもなにかできることがないだろうかと考えている方も少なくないはずです。しかし、そうは思ってもどうしていいのか分からないと肩を落としているのも事実ではないでしょうか。

博揮もそんな状況を打破すべく、今、ここクラウドナイン・エデュケーションで全く新しい教育の幕開けを感じています。

「進化型(ティール)教育」を実践しようっ!

 

まずはおさらい。

ティール組織に見られる3つの特徴

自主経営 :意思決定の権限や責任を全メンバーがもっている
個人個人が自分なりの目的意識を持ち、組織の目的と摺り合わせた上で、自立して動きます。経験や知見の違いによって自然に生まれる影響力の違いがあり、その違いがあるということを認め関わり合います。

全体性:全メンバーが本来の自分である状態を維持し、個性や長所を前面に出して活動している
現代の会社ではその役割に適した能力だけを発揮することが求められ、いわゆる仮面(肩書き)をかぶった状態であることを求められます。それに対して、ティール組織では、構成員の情緒包容力自我超自我など、人間のすべての特質を生かしあった組織が素晴らしいとされています。それは多様性の延長にあり、結果として複数役職が多く、人間としてのいろんな面を生かすようになります。やりたいことによってやることを変える(社内の秩序より、人生を大事にする)ことによりメンバーの幸福度が高くなります。

常に進化する目的 :組織や自己が何のために存在し、どの方向に向かっているのか、常に追求し続ける姿勢を持っている
集まっている人が変われば、役割も変わっていきます。変化は自然に起こり続けるものであると考え、刻々と自分と自分たちの役割を問い直して、柔軟的にやって行くことが求められています。子どもが生まれたら、親が子どもの人生を決められないのと同じように、創業者も一度組織を産んだ後は、組織に対するコントロールはできないという考え方です。この組織の、社会にとっての存在意義は何かということを問いかけていく姿勢が特徴的です。


 

上記3つの特徴をクラウドナイン・エデュケーションで実際に行っている関わりに置き換えてみました。

個性を生かす:気持ちを感じ、言葉にし、伝え合う
教師や大人の言ったことを子どもが忠実に守るという関係性が崩れます。大人も子どもも一人の人間として、おなじだけの意思決定の権限をもちます。“正しい答え”ではなく、その環境や状況に合った最適解が何なのかを対話を通して見つけます。
主体性を発揮する:思考・状況を丁寧に伝え合う環境つくり
「先生として」「こどもなんだから」などの仮面がなくなり、立場ではなくその個人として互いが接します。決められたカリキュラムの中ではなかなか輝くことのない個性にも焦点が当たるようになり、新しい自己に気づくようになります。それぞれが持っている能力を最大限に発揮し合うことが組織の発展に繋がっていくため、貢献することが喜びになっていきます。そして人間そのもの、全部を生かします
一瞬、一瞬を大切に:変化する気持ちと変わらない目的をシェアする
「自分を動かす衝動とは何か」「何が真の価値あるゴールか」人の変化や、成長によってそれらは絶えず形を変えます。型にはまった一点の未来に諸突猛進するのではなく、自分の心や周囲の環境を感じ、そこから湧き上がる思いにこたえる形で目的が刻々と変化していきます。それはまるで植物が自然に形を変えていくように、それぞれがセンサーとなり必要に応じて形を変えていく柔軟な教育になります。

フリースクール、デモクラティックスクール、オープンエデュケーション、サドベリースクール、オルタナティブスクール、様々な学校のカタチがありますが、ここクラウドナイン・エデュケーションはどれにも属さない、独自性のある教育を行っています。

唯一無二の個性がたくさん集まり、対立することなく一つの集合体として作用しあう、そんな環境つくりを目指しています。

Cloudnine=至福。仲間、協力者を求めて―

 

私たちのビジョン
【生活の豊かさと幸福が共に満たされる社会の実現】

クラウドナイン・エデュケーションは事業を通じて、こどものいじめ・不登校・ひきこもり・ニート・自殺などの社会問題を解決し、『自ら感じ、考え、行動する力』を社会的に相続するために、わたしたちが精神的・経済的に自立をする環境をつくります。

同じ想いの仲間や協力者と出会うことで、またこのティール教育をこの社会に浸透させることで、私たちは希望ある未来を子どもたちに継承していくことができると考えています。

一般社団法人クラウドナイン・エデュケーション
代表理事 清水亜希子
2019年2月12日