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私たちはおとなの学校・こどもの学校共に、本来私たち人間がもつ素晴らしい能力を発揮し、日々満足して生きるためのチカラを育てている教育機関です。活動を通じて自分の心を知り、感じ、表現することで学ぶ・生きる・愛する・貢献するチカラがバランスよく育ちます。それぞれの人生を楽しむために、職員一同、全身全霊で関わっています。

心理学・医学・哲学に於いての【発達】と【成長】は同じ言葉でも実は定義が異なることをご存じですか?しかし、多くの人々はその定義の違いを認識しておりません。ではそれぞれの分野において【発達】と【成長】とはどう定義されているのでしょう?

※定義は変化することがあります。それぞれの定義はみなさんの中でも都度確認、修正していただくことをお勧めいたします。


【心理学における発達と成長】
『一般に受精から死に至るまでの人の心身、及びその社会的な諸関係の量的及び質的変化・変容をいう』

発達心理学者であるエリク・エリクソン氏によると発達には三つの構成要素があるといいます。彼が挙げているのは、次の三つです。

成長(Growth) – この反対が老化。ただし、老化=衰退ではない。生涯発達のピークを分水嶺としては、前半が成長、後半が老化となる。

成熟(Maturation) – 性交渉によって生殖可能になる事。その可能時期の終わりを告げるのが、女性では閉経。男女共に更年期というものがあり、様々な更年期障害を呈する。

学習(Learning) – 経験により獲得した知識、理解により、自分の行動、態度を微調整していく事が出来る事。この特殊なものは、学校教育の中で得られる。学習は人生の前半にのみあるものではなく、健忘症、物忘れなど人生の後半では負の学習というものも存在する。


【医学における発達と成長】
特に小児科学に於ける発達とは、機能的な成熟の事(別称で発育とも言う)。物的な成熟である「成長」と対比している。『身長や体重が大きくなる事は【成長】と言い、言葉や運動を覚える事を【発達】という。』


【哲学における発達と成長】
『そもそも哲学とは人生・世界・事物の根源の在り方、原理を理性によって求めようとする学問であり、経験から創り上げた人生観であるがゆえ、発達とは何か?成長とは何か?を生涯問い続けることに意味があります。』


このように、 人を育てる過程で「発達」や「成長」のそもそもの定義が違うということを知らずして、一喜一憂していたりするのは、色々な場面で混乱を招く恐れがあるということです。そこで、CNEは【発達】と【成長】について独自に定義をします。

 CNEが定義する発達と成長 

一番小さな社会である家族が共に望む未来に向き変化・変容する様を【成長】といい、個人の身体・精神が持つ機能や能力が本人の心が望む状態へ達することを【発達】という。


▶【発達】や【成長】を誰かの何かを基準にして測ったりすることではなく、【発達】とは、【成長】とは、をみなさんの人生で問い続けることにより、その輪郭がみなさんの心の中に見えてくるのではないでしょうか?

 

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